映画『あんのこと』とは、2024年6月7日(金)に全国公開された映画です。監督・脚本は入江悠さんで、2020年6月の新聞記事に着想を得た作品です。
配信と料金は、2026年10月7日時点の内容です。この記事は、公式サイトと報道をもとに整理しました。
当ブログは本編を見ていないため、感想や場面の描写は書いていません。
この記事は、結末にかかわる内容を含みます。
結末について公式と報道が書いていることは、【ネタバレ】の見出しにまとめています。
この記事で分かることは、次の4つです。
- 物語の流れ
- 登場人物とキャスト
- 実際の出来事との関係
- 配信
\ 杏の物語を、本編で見るなら /
- 『あんのこと』はU-NEXTで見放題
- 31日間の無料トライアルあり
- 無料トライアルのあとは月額2,189円(税込)
あんのこと ネタバレ|公式のあらすじと報道でたどる物語の流れ
映画『あんのこと』は、母親から暴力を受けて育った21歳の香川杏(河合優実さん)が、刑事の多々羅(佐藤二朗さん)と記者の桐野(稲垣吾郎さん)に出会って生き直そうとするが、コロナ禍で居場所とつながりを失っていく物語です。公式サイトのあらすじは、杏がシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされるところまでを書いています。
公式の予告篇が公開されています。

杏の境遇と、刑事・多々羅との出会い
杏は、ホステスの母と、足の悪い祖母と3人で暮らしています。幼いころから母の暴力を受けて育ち、小学4年生から学校に行っていません。
過酷な暮らしを強いられ、薬物を使うようになっていました。ある日、薬物を使った疑いで取り調べを受け、多々羅という変わった刑事と出会います。公式サイトと映画.com のあらすじによる内容です。
自助グループと介護の仕事|生き直そうとする日々
多々羅は、見返りを求めずに杏の就職を支え、杏はしだいに心を開いていきます(公式サイト)。多々羅が開いているのは、薬物から立ち直ろうとする人たちの自助グループです。
杏はその自助グループに加わって薬物を断ち、老人ホームで介護の仕事を見つけます(文春オンラインの映画評)。多々羅や桐野の助けを借りながら、新しい仕事や住まいを探しはじめます(映画.com)。
ムービーウォーカープレスは、老人ホームの場面や、多々羅・桐野と3人でラーメン屋に行く場面で、杏の笑顔が見られると紹介しています。
記者の桐野は、多々羅を取材していた
桐野は多々羅の友人で、週刊誌の記者です。多々羅が自助グループを私物化しているという情報を得て、慎重に取材を進めていました(公式サイト)。この情報の中身は、公式サイトのあらすじには書かれていません。
コロナ禍で、居場所とつながりが失われていく
そのころ新型コロナウイルスが広がり、杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは失われていきます。3人はすれ違い、それぞれが孤独と不安に向き合います。
公式サイト、映画.com、シネマトゥデイ、文春オンラインが、この流れを伝えています。
公式のあらすじは、隣人からの頼みごとまで
行き場を失い、孤立して苦しむ杏は、ある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から、思いがけない頼みごとをされます(公式サイト)。公式サイトのあらすじは、ここまでです。頼みごとの中身は、公式・報道の資料に書かれていません。
その先について公式と報道が書いていることは、次の【ネタバレ】の見出しにまとめています。
【ネタバレ】あんのことの結末|監督・公式・報道が書いていること、書いていないこと
ここから先は、映画の結末にかかわることを書いています。知りたくない方は、次の見出し(登場人物とキャスト)へ進んでください。
公式・報道の資料が、映画の結末についてどこまで書いているかを、下の表に並べました。すべて当ブログの要約です。
| 出どころ | 書いていること | 書いていないこと |
|---|---|---|
| 映画の公式サイト | あらすじは、杏がシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされるところまで | 頼みごとの中身と、その先 |
| 配給の資料をもとにした報道(ムービーウォーカープレス、映画ナタリー、映画.com) | かすかな希望をつかみかけたところで、どうしようもない現実が杏を襲う | その現実が何か |
| 文春オンラインの映画評 | 孤立した彼女は、ついに、と書いて文を止めている | その先 |
| 映画.com の評論(2024年6月9日) | 映画が杏の背中から始まること、終幕では別のうしろ姿が映し出されること | 最後の場面で何が起きるか |
| 入江悠監督(nippon.com のインタビュー) | モデルになった女性についての事実があり、それは脚本にも書いてあること | 最後の場面で何が起きるか |
入江悠監督がインタビューで話していること
nippon.com のインタビュー(2024年6月10日)で、入江悠監督は次のように話しています。
「この杏のモデルになった女性が最終的に亡くなったという事実はあります。」
監督は続けて、それは脚本にも書いてあると話しています。彼女がその直前に何を感じていたか、映画としてどこで終わるかは、決めないままでいいと思っていた、という趣旨です。
週刊文春(2024年6月13日号)のインタビューでは、モデルとなった女性について、生活を立て直そうとした矢先にパンデミックに行く手をはばまれ、力が尽きた、と話しています。
結末の出来事を、この記事に書いていない理由
最後の場面で何が起きるか、エンドロールに何が出るかを書いた公式・報道の資料は、見つかりませんでした。
この記事は、公式と報道が書いている範囲だけを整理しています。そのため、資料にない細部は書いていません。どう終わるかは、本編で確かめられます。
あんのことの登場人物とキャスト|役名・演じる人・立場
主な登場人物を、役名・演じる人・立場で表にしました(映画の公式サイト、ぴあ、ムービーウォーカープレスによる)。
| 役名 | 演じる人 | 立場 |
|---|---|---|
| 香川杏 | 河合優実さん | 21歳の主人公 |
| 多々羅保 | 佐藤二朗さん | 杏を取り調べた刑事。薬物から立ち直ろうとする人たちの自助グループを開いている |
| 桐野達樹 | 稲垣吾郎さん | 多々羅の友人で、週刊誌の記者 |
| 香川春海 | 河井青葉さん | 杏の母 |
| 香川恵美子 | 広岡由里子さん | 杏の祖母 |
| 三隅紗良 | 早見あかりさん | 杏の隣人で、幼い赤ん坊の母親 |
杏を支える2人を演じる、佐藤二朗さんと稲垣吾郎さんのコメント
映画の公式サイトにある、出演者のコメントの要約です。
- 佐藤二朗さん(多々羅保):こんなことを二度と起こさせてはいけないという思いと、この事実を伝えたいという思いで演じた
- 稲垣吾郎さん(桐野達樹):最初に脚本を読んだときの動揺を今も忘れられない、と書いている
稲垣吾郎さんの出演作では、映画『正欲』の記事もあります。結末までのネタバレを含みます。
あんのことと実際の出来事の関係|入江悠監督が話している範囲
『あんのこと』は、実際の出来事に着想を得た作品です。この見出しには、監督・公式・報道が公表している範囲だけを書いています。
着想は、2020年6月の新聞記事
キノフィルムズ、ムービーウォーカープレス、映画.com、ORICON NEWS は、2020年6月に新聞に載った、ある1人の少女の人生をつづった記事に着想を得た、実話をもとにした作品だと伝えています。公式サイトは、2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフにした、と書いています。
企画の始まりは、プロデューサーの國實瑞惠さんが、ある女性についての新聞記事を読んだことです(nippon.com、文春オンライン)。nippon.com は、もとの記事を、苦しい環境から抜け出して生き直そうとする若い女性を紹介するもので、その後日談に悲しい結末が待っていた、と書いています。
入江悠監督は、もとの記事を書いた記者に話を聞いた
入江悠監督は、もとの記事を書いた記者に会って話を聞きました(nippon.com、ムービーウォーカープレス)。週刊文春(2024年6月13日号)で、監督は次のように話しています。
「描くことの責任をこれほど感じたことは初めてです」
映画の公式サイトにも、入江悠監督のコメントがあります。
「旅立った人へ向けて映画を作るという行為が正しいのか今もわからないのですが、鎮魂の気持ちをこめて作りました。」
どこが事実で、どこが創作かは、説明されていない
入江悠監督は、もとの記事のほかに、もう1つ別の記事も読み、2つを組み合わせたらどんな映画になるかという興味から脚本にした、と話しています(文春オンライン)。
映画のどこが事実でどこが創作かを、監督が分けて説明した資料は、見つかりませんでした。映画.com の評論は、実際の事件をもとにしたフィクションだと書いています。
あんのことの作り手の言葉|杏の描き方と、題名について
河合優実さんと入江悠監督がインタビューで話した、杏の描き方と題名のことをまとめます。
河合優実さんと入江悠監督が共有した指針
河合優実さんと入江悠監督は、杏を「かわいそうな人」という目線で描かないことを、大きな指針として共有しました(nippon.com、ムービーウォーカープレス)。
河合優実さんは、実際にあった話で、その人がもういないことも聞いていて、できるだけ守りたいと思って演じた、という趣旨を話しています(nippon.com)。
題名『あんのこと』は、最初に仮で付けたもの
nippon.com のインタビューによると、入江悠監督は、この題は最初に仮で付けたもので、撮影を終えてこのままでいいと思えた、と話しています。今度は映画が杏のことを語り続ける、という趣旨も話しています。
公式サイトの紹介は、杏はたしかに、あなたの傍にいた、という言葉で結ばれています。
入江悠監督がこれまでに手がけた作品の記事はこちらです。結末までのネタバレを含む記事です。
▶ 22年目の告白のネタバレ|結末の真相と真犯人・曾根崎の正体を解説
あんのことの配信|U-NEXT・Huluなどで見放題
『あんのこと』の配信を、サービスごとに表にしました(2026年10月7日に確認)。
| サービス | 配信 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| U-NEXT | 見放題 | Filmarks・映画.com・JustWatch |
| Hulu | 見放題 | 公式の作品ページでも確認 |
| Prime Video | 見放題 | Filmarks などの表示(公式ページでは確かめられず) |
| Netflix | 見放題 | Filmarks・JustWatch の表示 |
| DMM TV | レンタル | Filmarks |
| ABEMA | 配信なし | Filmarks |
2026年10月7日時点です。Filmarks の表示は、2026年9月時点のものです。Prime Video は、Filmarks・映画.com・JustWatch の3つが見放題と表示していますが、プライム会員の特典として見られるかどうかは、公式ページで確かめられませんでした。
Hulu|公式の作品ページで見放題を確認
Hulu の公式の作品ページで、『あんのこと』の見放題の表示を確かめました(2026年10月7日)。月額は1,320円(税込)です(Hulu の公式ページ)。
U-NEXT|31日間の無料トライアルがあり、月額は2,189円
U-NEXT には31日間の無料トライアルがあり、月額プランは2,189円(税込)です(U-NEXT の公式ページ・2026年10月7日に確認)。
『あんのこと』は、Filmarks・映画.com・JustWatch の表示では見放題です。U-NEXT の作品ページそのものは読み取れなかったため、この言い方で書いています。見放題の3社(U-NEXT・Hulu・Prime Video)のうち、無料トライアルと月額の両方を公式ページで確かめられたのは、U-NEXT です。
U-NEXT の特徴と評判は、こちらの記事で解説しています。
あんのことの作品情報|公開日・上映時間・受賞
作品の基本情報を表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 題名 | 映画『あんのこと』 |
| 公開日 | 2024年6月7日(金) |
| 監督・脚本 | 入江悠さん |
| 配給 | キノフィルムズ |
| 区分 | PG12 |
| 上映時間 | 113分(114分と書く媒体もあります) |
| Blu-ray・DVD | 2025年3月5日発売 |
日本アカデミー賞とブルーリボン賞の受賞
『あんのこと』の受賞は、次のとおりです。
- 第48回日本アカデミー賞:河合優実さんが最優秀主演女優賞、入江悠さんが優秀脚本賞、佐藤二朗さんが優秀助演男優賞(映画.com)
- 第67回ブルーリボン賞:河合優実さんが主演女優賞、入江悠さんが監督賞(デイリースポーツ、Hulu の作品ページ)
河合優実さんが出演した映画『悪い夏』の記事はこちらです。結末までのネタバレを含みます。
あんのこと ネタバレのよくある質問
あんのことは、どんな話ですか?
母親から暴力を受けて育った21歳の香川杏が、刑事の多々羅と記者の桐野に出会って生き直そうとする物語です。コロナ禍で、杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは失われていきます。
あんのことは実話ですか?
2020年6月の新聞記事に着想を得た、実話をもとにした作品です。映画.com の評論は、実際の事件をもとにしたフィクションだと書いています。どこが事実でどこが創作かを監督が分けて説明した資料は、見つかりませんでした。
あんのことの上映時間と年齢の区分は?
上映時間は113分(114分と書く媒体もあります)、区分は PG12 です。2024年6月7日に公開されました。
あんのことの題名は、どうやって付けられましたか?
入江悠監督は nippon.com のインタビューで、最初に仮で付けた題で、撮影を終えてこのままでいいと思えた、という趣旨を話しています。
あんのことは、どこで見られますか?
Filmarks・映画.com・JustWatch の表示では、U-NEXT と Hulu で見放題です(2026年10月7日時点)。U-NEXT は31日間の無料トライアルがあり、月額プランは2,189円(税込)です。Hulu は月額1,320円(税込)です。DMM TV はレンタルです。
(ネタバレ)あんのことの結末は、公式サイトに書かれていますか?
公式サイトのあらすじは、杏が隣人から頼みごとをされるところまでです。最後の場面で何が起きるかを書いた公式・報道の資料は、見つかりませんでした。入江悠監督は、杏のモデルになった女性が最終的に亡くなった事実があると話しています。くわしくは【ネタバレ】の見出しにまとめています。
まとめ:あんのこと ネタバレ|公式と報道でたどる杏の物語

- 21歳の杏が、刑事の多々羅と記者の桐野に出会って生き直そうとするが、コロナ禍で居場所とつながりを失っていく物語
- 公式サイトのあらすじは、隣人から思いがけない頼みごとをされるところまで
- 2020年6月の新聞記事に着想を得た作品で、入江悠監督はもとの記事を書いた記者に話を聞いている
- U-NEXT・Hulu などで見放題(2026年10月7日時点)
物語の流れを確かめたうえで、本編を見るなら、U-NEXT の31日間の無料トライアルがあります。結末について公式と報道が書いていることは、記事の【ネタバレ】の見出しにまとめています。
\ 杏の物語を、本編で見るなら /
- 『あんのこと』はU-NEXTで見放題
- 31日間の無料トライアルあり
- 無料トライアルのあとは月額2,189円(税込)
