「幼い頃の自分の声が、日本を震撼させた脅迫事件に使われていた」——そんな衝撃の設定から始まる映画『罪の声』。

実際に起きた未解決事件をモデルにした重厚なサスペンスで、観たあとに「結局あの事件の真相は?」「声を使われた3人の子供はどうなったの?」と検索する人が後を絶ちません。

罪の声とは、1984〜1985年に実際に起きた「グリコ・森永事件」をモチーフに、塩田武士の同名ベストセラー小説を映画化した2020年公開のサスペンス映画です。

監督は『花束みたいな恋をした』の土井裕泰、脚本は『アンナチュラル』の野木亜紀子、主演は小栗旬と星野源という豪華な布陣で描かれます。

筆者も配信で一気に観たあと、事件の全体像を整理したくてノートを取りながら見返したほどの情報量でした。

この記事では、ギン萬事件の犯人・黒幕は誰なのか声を使われた3人の子供のその後、実話との関係、そして結末までを2026年8月時点の情報でネタバレ解説します。これから観る予定の方はご注意ください。

項目内容
作品名映画『罪の声』
公開日2020年10月30日
原作塩田武士の同名小説(2016年週刊文春ミステリーベスト10 第1位)
監督土井裕泰
脚本野木亜紀子
主演小栗旬(阿久津英士)/星野源(曽根俊也)
ジャンル社会派サスペンス
モチーフグリコ・森永事件(1984〜1985年)

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目次
  1. 【結論】映画『罪の声』のネタバレ結末を先に解説
    1. 罪の声のネタバレを一言でまとめると
    2. ギン萬事件とはどんな事件だったのか
    3. 犯人・首謀者は誰だったのか
    4. ラストシーンで俊也が下した決断
  2. 映画『罪の声』のあらすじを時系列でネタバレ解説
    1. 俊也が父の遺品からカセットテープを発見する
    2. 記者・阿久津の取材とロンドンへの追跡
    3. 事件の真相が明らかになっていく
    4. 声の主・生島聡一郎との対面
  3. 罪の声の犯人グループと登場人物の相関を解説
    1. 首謀者・曽根達雄の目的
    2. 実行に関わったメンバーたち
    3. 声を使われた3人の子供たち(相関図)
  4. 罪の声で声を使われた子供たちのその後【望・聡一郎・俊也】
    1. 生島望はなぜ現れなかったのか
    2. 生島聡一郎の逃亡と母との再会
    3. 曽根俊也が背負った「罪の声」
  5. 罪の声は実話?モデルのグリコ・森永事件との関係
    1. モデルになった昭和最大級の未解決事件
    2. 映画と実際の事件の共通点と違い
  6. 映画『罪の声』のネタバレ考察|タイトルの意味とテーマ
    1. 「罪の声」というタイトルが示すもの
    2. 加害者家族という視点の重さ(筆者考察)
  7. 映画『罪の声』の配信状況|結末を映像で確かめる
    1. 罪の声が見放題で見られるVOD比較
    2. いちばんお得に見るならU-NEXT
  8. 罪の声が好きな人におすすめの関連作品
    1. どんでん返し系サスペンスをもう一本
    2. 骨太なサスペンス映画をもっと探す
  9. 映画『罪の声』の口コミ・評判【SNSのリアルな声】
    1. 観た人のリアルな感想
  10. 映画『罪の声』のネタバレに関するよくある質問
    1. Q. 罪の声の犯人・黒幕は結局誰ですか?
    2. Q. 声を使われた3人の子供は誰ですか?
    3. Q. 生島望はどうなったのですか?
    4. Q. 罪の声は実話ですか?
    5. Q. 映画『罪の声』はどこで配信されていますか?
  11. まとめ|映画『罪の声』のネタバレと真相

【結論】映画『罪の声』のネタバレ結末を先に解説

罪の声のネタバレを一言でまとめると

『罪の声』の核心を先にまとめると、35年前の企業脅迫事件「ギン萬事件」を計画・主導したのは、主人公・曽根俊也(星野源)の伯父にあたる曽根達雄でした。

脅迫テープに使われた子供の声は、俊也を含む3人の子供のもの。
事件に翻弄された家族の人生と、時効を過ぎてなお残る「罪の声」の重さを描き切るのが本作です。

  • 事件を主導した人物:曽根俊也の伯父・曽根達雄
  • 声を使われた子供:曽根俊也・生島望・生島聡一郎の3人
  • 事件のモデル:昭和最大級の未解決事件「グリコ・森永事件」
  • 結末:記者・阿久津が真相を報道し、俊也は伯父との対面を決意する

ギン萬事件とはどんな事件だったのか

作中の「ギン萬事件」は、大手食品メーカー「ギンガ」と「萬堂製菓」を標的にした一連の企業脅迫事件です。

会社幹部の誘拐と身代金要求に始まり、店頭に並ぶ菓子への毒物混入をちらつかせて世間を恐怖に陥れました。

脅迫の指示テープに幼い子供の声が使われた点が、実際のグリコ・森永事件と重なる本作最大のモチーフになっています。

犯人・首謀者は誰だったのか

物語を追っていくと、事件の計画を立てた中心人物が、ロンドンに渡っていた曽根達雄だったことが明らかになります。達雄は俊也の父・光雄の兄で、俊也にとっては伯父にあたる人物。

金銭的な思惑や社会への鬱屈など複数の動機が絡み合って計画は進み、経済的な利害でつながった複数の実行役が関わっていました。

子供たちは、その計画のために大人たちの都合で声を使われた存在でした。重要なのは、達雄が「顔の見えない怪物」ではなく、主人公とつながる血縁だった点です。

事件を追っていた俊也自身が、いつのまにか事件の当事者側に立っていたという構図が、本作の後半をぐっと重くしています。

ラストシーンで俊也が下した決断

終盤、俊也は自分の声が事件に使われていた事実、そして家族が事件に深く関わっていた事実と正面から向き合います。

逃げ出したくなるような重い真実を前に、俊也が選んだのは伯父・達雄に会いに行くという道でした。

過去を封じ込めるのではなく、罪と正面から向き合おうとする姿が、静かな余韻を残してラストを締めくくります。

真相が派手に暴かれてカタルシスを得るタイプの結末ではなく、「知ってしまった人はどう生きるのか」という問いを観客に手渡すような幕引きになっているのが特徴です。

映画『罪の声』のあらすじを時系列でネタバレ解説

俊也が父の遺品からカセットテープを発見する

京都でテーラーを営む曽根俊也は、亡き父・光雄の遺品を整理していて古いカセットテープと1冊の手帳を見つけます。

何気なく再生したテープから流れてきたのは、幼い子供の声。それは35年前に日本中を騒がせた脅迫事件で犯人グループが使った音声——しかも俊也自身の幼い頃の声と同じものでした。

平穏な日常が、一本のテープをきっかけに大きく揺らぎ始めます。

妻と娘との穏やかな生活を送っていた俊也は、「なぜ父がこのテープを持っていたのか」「自分はあの事件と関係があるのか」という疑念を抱え込み、真実を確かめずにはいられなくなっていきます。

記者・阿久津の取材とロンドンへの追跡

一方、大日新聞の記者・阿久津英士(小栗旬)は、すでに時効を迎えた未解決事件「ギン萬事件」を追う特別企画班に加わります。

当時の資料や関係者を地道にたどるうち、事件の鍵を握る人物がイギリス・ロンドンにいることが判明。
阿久津は海を越えて取材を進め、事件の全体像へと少しずつ迫っていきます。

俊也と阿久津、それぞれ別の入口から同じ真実に近づいていく構成が本作の推進力です。

事件の真相が明らかになっていく

阿久津の取材と俊也の調査が交わることで、ギン萬事件の裏側が浮かび上がります。

計画を主導した曽根達雄、それに関わった実行役たち、そして脅迫テープに声を使われた子供たち——バラバラだった点が線でつながり、事件が「誰かの都合で子供の人生を巻き込んだ出来事」であったことが見えてきます。

声の主・生島聡一郎との対面

取材の果てに阿久津がたどり着くのが、俊也と同じく声を使われた子供の一人・生島聡一郎のその後です。

姉・望を失い、長い逃亡生活を強いられてきた聡一郎の人生は、事件によって決定的に狂わされていました。真実を知った阿久津は、それを社会に伝えるべきかどうかという記者としての葛藤にも直面します。

罪の声の犯人グループと登場人物の相関を解説

首謀者・曽根達雄の目的

事件の計画を主導した曽根達雄は、俊也の伯父にあたる人物です。若い頃から社会に対して強い問題意識を抱えており、その屈折した思いや金銭的な思惑が入り混じって計画が動き出しました。

作中では動機が一つに断定されるわけではなく、複数の思いが絡み合っていたことが示唆されます。
ロンドンに渡ったあとも事件は達雄の人生に影を落とし続けました。

実行に関わったメンバーたち

ギン萬事件は達雄一人では成立せず、経済的な利害でつながった複数の人物が実行に関わっていました。
生島家の父もその一人で、身代金の受け渡しや現場での実行に関与したとされます。

寄せ集めの集団だったがゆえに仲間割れや思惑のズレも生じ、それが子供たちの運命にも影を落としていきました。

声を使われた3人の子供たち(相関図)

本作を理解するうえで欠かせないのが、脅迫テープに声を使われた3人の子供の関係です。曽根俊也は達雄の甥、生島望と生島聡一郎は姉弟。

大人たちの計画のなかで、子供たちは自分の意思とは無関係に「罪の声」を背負わされました。
下の相関図で、3人の立場とその後を整理します。

罪の声で声を使われた3人の子供と首謀者の相関図

罪の声で声を使われた子供たちのその後【望・聡一郎・俊也】

生島望はなぜ現れなかったのか

「声を使われた3人のうち、なぜ望だけが物語に姿を見せないのか」は多くの視聴者が抱く疑問です。
姉の望は、事件後の家族の逃亡生活のなかで心身ともに追い詰められていきました。

そして逃げようとした際の不慮の事故によって、若くして命を落としてしまいます。
望が現在の物語に登場しないのは、すでにこの世にいないからです。

事件が子供の未来をどれほど無残に奪ったかを象徴する存在といえます。
声を使われた時点では、望はまだ普通の学生でした。

大人たちの計画に巻き込まれさえしなければ、まったく別の人生があったはず——その
「あり得たかもしれない未来」の喪失こそが、望というキャラクターが観客の胸に残す痛みの正体です。

生島聡一郎の逃亡と母との再会

弟の聡一郎は、姉・望と父を失いながら、長い年月を身を隠して生きてきました。
名前や過去を偽り、社会の片隅で息を潜めるような日々。

そんな聡一郎が阿久津の取材をきっかけに再び動き出し、物語の終盤で母との再会を果たします。
奪われた時間は戻らないものの、家族が再びつながる場面は本作の数少ない救いになっています。

曽根俊也が背負った「罪の声」

主人公の俊也もまた、知らぬ間に事件の声を提供させられていた一人でした。

何も知らずに平穏な人生を歩んできた俊也が、真実を知って動揺し、それでも逃げずに向き合っていく過程が本作の軸です。

俊也の視点があることで、「罪の声」は遠い過去の事件ではなく、今を生きる人の問題として観客に迫ってきます。

罪の声は実話?モデルのグリコ・森永事件との関係

モデルになった昭和最大級の未解決事件

『罪の声』は完全なフィクションですが、その骨格は1984〜1985年に実際に起きた「グリコ・森永事件」をモデルにしています。

大手食品メーカーを標的にした企業脅迫、経営者の誘拐、青酸入り菓子のばらまき、そして「かい人21面相」を名乗る犯人グループ——脅迫状や子供の声の録音が使われた点など、現実の事件と重なる要素が数多く盛り込まれています。

現実の事件では、江崎グリコの社長が自宅から誘拐されたことを皮切りに、企業への脅迫と身代金要求、そしてスーパーやコンビニに並ぶ菓子への毒物混入予告が続きました。

犯人が現金の受け渡し現場で残した「キツネ目の男」と呼ばれる人物の似顔絵は、当時大きく報道されています。捜査は難航し、最終的に犯人が特定されないまま公訴時効が成立しました。

映画と実際の事件の共通点と違い

現実のグリコ・森永事件は犯人が特定されないまま時効を迎えた未解決事件です。

本作はその「解かれなかった謎」に、もし真相があったならという想像力で光を当てたフィクションといえます。

事件の構図や社会を巻き込んだ恐怖は史実をなぞりつつ、登場人物や結末はあくまで創作です。とりわけ、実際の事件では詳しく語られなかった「脅迫テープに声を使われた子供たちのその後」に焦点を当てたのが本作の独創で、無関係だったはずの子供が背負わされた人生を描くことで、未解決事件を「終わった過去」ではなく「今も続く誰かの痛み」として立ち上がらせています。

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映画『罪の声』のネタバレ考察|タイトルの意味とテーマ

「罪の声」というタイトルが示すもの

タイトルの「罪の声」は、脅迫テープに吹き込まれた子供たちの声を直接的には指しています。

しかしそれ以上に、罪を犯した大人ではなく、罪を「背負わされた」子供の声という二重の意味が込められているのが本作の深さです。

声を出したのは子供でも、罪を作ったのは大人。誰の声が、誰の罪なのか——その問いがタイトルに凝縮されています。

加害者家族という視点の重さ(筆者考察)

本作が単なる事件解決ものと一線を画すのは、「加害者側の家族」という視点を正面から描いた点だと筆者は感じました。

事件を起こした本人だけでなく、その血縁というだけで人生を狂わされる家族がいる。俊也や聡一郎は、自分では選べなかった立場に苦しみます。

観終わったあと、犯人を裁いて終わりではない現実の重さが、静かに胸に残りました。

映画『罪の声』の配信状況|結末を映像で確かめる

罪の声が見放題で見られるVOD比較

ネタバレで真相を知ったうえで、実際の映像で俳優陣の演技や緊張感を味わいたくなる作品です。

2026年8月時点で、映画『罪の声』は以下のサービスで見放題配信されています(配信状況は変わる場合があるため、視聴前に各公式サイトで最新情報をご確認ください)。

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映画『罪の声』の口コミ・評判【SNSのリアルな声】

観た人のリアルな感想

実際に『罪の声』を観た人は、どんな感想を寄せているのか。
公式や俳優本人の投稿から視聴者のリアルな声まで、Xの投稿をいくつか紹介します。

小栗旬と星野源の初共演、実話をモチーフにした重厚なストーリー、瀬戸大橋などのロケ地の美しさなど、さまざまな角度から高く評価されているのが分かります。

映画『罪の声』のネタバレに関するよくある質問

Q. 罪の声の犯人・黒幕は結局誰ですか?

計画を主導したのは、主人公・曽根俊也の伯父にあたる曽根達雄です。
ただし事件は達雄一人ではなく、利害でつながった複数の実行役が関わって成立していました。

Q. 声を使われた3人の子供は誰ですか?

曽根俊也、生島望、生島聡一郎の3人です。
望と聡一郎は姉弟で、俊也は達雄の甥にあたります。

Q. 生島望はどうなったのですか?

事件後の逃亡生活で追い詰められ、若くして事故で亡くなっています。
そのため現在の物語には姿を見せません。

Q. 罪の声は実話ですか?

物語自体はフィクションですが、1984〜1985年に実際に起きた未解決事件「グリコ・森永事件」をモデルにしています。

Q. 映画『罪の声』はどこで配信されていますか?

2026年8月時点で、U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Netflixなどで見放題配信されています。
無料期間の長さで選ぶならU-NEXTがおすすめです。

まとめ|映画『罪の声』のネタバレと真相

『罪の声』は、35年前の企業脅迫事件「ギン萬事件」を計画した曽根達雄と、その事件に声を使われた3人の子供——曽根俊也・生島望・生島聡一郎——の運命を描いた社会派サスペンスでした。

姉・望は事件に人生を奪われて命を落とし、弟・聡一郎は長い逃亡の末に母と再会。
俊也は真実と向き合い、伯父との対面を選びます。

犯人を突き止めて終わりではなく、罪を背負わされた者たちの人生そのものを見つめる視点が、本作を忘れがたい一本にしています。

ネタバレで結末を知ったいまこそ、小栗旬と星野源が積み上げていく緊張感を、ぜひ映像で確かめてみてください。

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